9.30.2015

港に響くピアノと誰かの世界

私の遅い夏休み第一弾が終わりました。

9/27に横浜赤レンガパークにて行われた「ブルーノートジャズフェスティバル」に始まり、「中之条ビエンナーレ」で自然とアートに触れる休日を過ごしてまいりました。



まったく近づけませんでしたよう・・・空気だけでもお届け致します・・
意中のアーティストが出演することもあり、禁断の日曜日休日を決行致しましたが、その甲斐あって良いショウを観ることが出来ました。

待望の「ハイエイタス カイヨーテ」から始まったイベントは、「パット メセニー」「スナーキーパピー」と続き、もう一つのお目当て「ロバート グラスパー」が登場。
夕暮の赤レンガも相まって、美しいピアノの旋律が染み入りました。
ひょうきんな彼の人柄もまた、良い味わいとなって観客を魅了しておりました。

続いて登場は「インコグニート」。ゴージャスを売りにするバンドだけあり、圧巻の歌唱力を存分に発揮する三人のヴォーカルには唸らせるものがあった。
が、最期の曲がなぜかボブマーリィのSE。そこはせめてカヴァーすべきでしょう。
なんだか尻すぼみ感は否めませんでした。

そしてヘッドライナー「ジェフベック」が登場。最重要アーティストではあるのですが、すでに疲れ果て、正直あまり興味がない事もあり、帰宅難民になる前にそそくさと撤収致しました。

この手の所謂「野外フェス」という物に初めて参加したわけですが、大抵休日の開催であり、その観客の多さや交通機関の混雑と、普段あまり経験が無かったもので少々堪えました。

ライブに関しても、複数アーティストが出演する為、演奏尺は必然的に少なくなる。
贅沢を言わせて頂くと、やはり単体公演でじっくり拝見するのが自分には向いていると結論。

しかし、これだけのアーティストが一同に会する機会もそうそう無い訳で、参加できた事に素直に感謝です。



そして。
二年に一度開催される「中之条ビエンナーレ」
自然とアートの融合、そしてそれに伴う地域の活性化と、最近各地で活発化しているアートイベントのひとつです。

四度目の参加となる今回。初回から数えて八年目となる訳で、そろそろベテランの域に達しようとしております。










「アート」と聞くと、小難しい、なんだかよくわからないものを想像しがちですが、どなたでも先入観を持たず気軽に触れてみるべきものであるように思います。

確かに複雑にして難解な作品や、はたしておふざけなのか否か判断に苦しむ作品もある。

と同じく、これはなんだか自分の周波数と合う気がするな、とか、単純に美しいと感じそこの込められた意図に思いを馳せるモノもある。

まったく違う感性をもった人間の、深く思い描く世界を理解など到底出来ません。
しかしその摩訶不思議できてれつな世界に触れることで、日常ではないどこかへ連れて行ってくれるのが「アート」ではと思う。

怖い物見たさにも似た、知的探究心。
そんな言葉が「アート」というモノに抱く私の思いでございます。

同様なイベントが新潟でも開催されていると聞きましたので、そちらにも是非行かねばと思っている次第です。

さて。非常に長ったらしい記事となってしまいました。すみません。


しかし。来週も私の夏休みは続くのです・・・

非常にむふふ。でございます。

待っていなさい。京都はん。





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