12歳と四か月。
こすけくんが病の苦しみから解放され、安らかに眠りました。
深夜から明朝まで、大変な病気と最後まで戦ってくれました。
いつも眠っていた自分のソファで最期を迎えました。
私の支えなしには上がることは出来ず、ソファに着くとぐらりぐらりと体をゆらし、腕に抱くと体はすでに体温を失いつつありました。
苦しそうな息と気管に入り込んだ水分を何度かはき出し、糸が切れたように崩れ落ち、そして静かに息を引き取りました。
先日ご報告したように、心臓の機能が低下し、気管は圧迫され、肺に水が溜まり、最期は窒息してしまったのでしょう。
本当に苦しくて苦しくて、心細く恐ろしかったと思います。
無力な自分が本当に嫌になりました。
救急の病院に駆けつけていればあるいは。などと、後悔ばかりが頭をよぎります。
しかし、もし仮に病院に辿りつけたとして、果たして自分の腕の中で看取ってやることが出来たかどうか。
一人きりで逝かせることになっていたら、それこそ後悔してもしきれません。
奇しくも息を引き取ったのは月曜日。私の定休日を感覚で理解していた彼は、もしかすると私を待っていてくれのたかもしれません。
到底、この悲しみを言葉にすることは出来ませんがひとつだけ。
この腕で看取れたこと、その一点だけは本当に良かった。
もっともっと沢山、美味しいお肉もおやつも食べさせてやりたかった
大好きなボール投げも沢山してあげたかった
もこもこしてくさいのだけれど、温かいあの匂いがいとしい
本当にさみしいなぁ、ほんとうに
今しばらく前向きに歩き出すのは難しいかもしれないけれど、また逢える日が必ず来る。
その時まで。
愛しているよ、こっちゃん。
ありがとう。