5.23.2019

G O T (お休みのお知らせ)

この数日、体のどこかにぽっかりとあいた風穴を埋めるべく、読書に勤しみ、何かに興味の矛先を向ける努力しておりますが、なかなかどおして風がびうびうと吹きぬけております。

なんのこっちゃ、とお思いでしょう。
ええ、そうでしょうそうでしょう

あれがおわってしまったからです。
GOT。
世界的人気ドラマ「ゲーム オブ スローンズ
「ロードオブザリング」などの世界観に近い、中世ヨーロッパがモデルとなるダークファンタジー系のお話です。
ファンタジーという言葉から受ける印象とは一線を画し、お話の主軸となるのは超濃密な人間ドラマ。
権力の象徴である鉄の玉座を巡り、七つの王国の様々な勢力が織りなす壮大な物語。
暴力描写や性描写など過激に思える場面もありますが、それよりなにより綿密に造りこまれた世界観や、練りに練られたプロットがあまりにも魅力的な物語でした。

んが。

先日、8年目にして完結を迎えたシーズン8。(ネタバレなしです)

私なんて、シーズン1から7まで、三度も見返し待ちに待ったヘンタイですから
そして迎えた最終章のてん末と来たら・・・これじゃない感が否めません。

あれがこうなって、あの人がああなって、かの玉座にはOOがすわるにちがいないっ ておもてるやろ 残念やったなぁ どや こんなん想像つかへんかったやろ(インチキ関西弁スイマセン)

的な、いらないサプライズ。回収されない伏線。

長年この物語を愛してきた多くのファンたちには個々人なりの理想の結末があり、私にもそれがありました。
そして製作者サイドの作品に込めた思いも当然あるのでしょう。

しかしながら、あまりにも矢継ぎ早といいましょうか。
最終章は予算の都合上、6話という短い尺で作らざるを得なかったようです。
大人都合でこしらえた、大人都合の結末。
そんな結びとなったことに失望の念を禁じえませんが、トータルでみえば本当に素晴らしい作品であったことは言うに及ばず。

ネット上では、最終章の作り直しを求める署名がなん百万という数集まっているらしいですが、当然叶う訳もなく、時が過ぎれば受け入れるべくして受け入れ、それだけ多くの方の関心を惹く後世に残るドラマとして記憶されるのでしょう。

でもね、純文学的な作品でもなく娯楽作品ですから。
自分なりにそしゃくせずとも、物語におわりは必要なんですよね。どんな形でも。


蛇足ですが、皆のヘイトが高いサーセイと、運命に翻弄され続けたシオンが好きでした。



お休みのおしらせ

6月

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24(月)

宜しくお願いします。




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