7.29.2015

カネクイムシ Leon Bridges - Coming Home

二か月ほど前、こすけの主治医さんが不慮の事故により他界されました。
当店にいらしている愛犬家の皆様からも評判が良く、私も信頼を寄せていた良い先生でしたので、非常に残念でなりません。

当然、休業を余儀なくされておりましたが、この八月より後輩にあたる先生を迎え、新たな出発となるようです。

故人(滝本氏)の意思を継ぎ、人間味ある良心的な動物病院となって頂けたらなと願っております。



そんな事情があり、現在は他の病院に通院している彼。

病院大好きっ子という一風変わったワンコである彼は、通院頻度も高いこともあり、新規の病院でも記憶されやすいようです。
名前を呼ばれ診察室に入る際も、待ってましたとばかりにしっぽをぶんぶんと振り回し、鼻歌が聞こえそうな軽快な足取りで、しゅてててと入って行きます。
「あらやだあの子、病院が好きなのかしら、良い子ちゃんね」と、がくがく震えるチワワを抱えた奥方に声を掛けて頂いたりもします。
帰宅時の、いい子いい子はもういいから、おやつくれの図
ふてぶてしい目線を投げてきます。
当然ですが、前医院とは診察方法・治療方針も違えば、お値段も違う訳で・・・

もう、大変。
湯水を垂れ流すかのように、お金がすっ飛んで行きます。

君が元気に過ごせるのならば・・
とは思いつつも、つくづく前医院の良心的な価格を思うのでした。




いつの日か、こすけが召されるその時も、あちら側で先生が待っていてくれるから安心だ。

・・いけない、悲しくなってきた






良質なクラシックソウル。この頃のお気に入りです。

7.23.2015

海と海とを縦断し

今夏の土用の丑の日は、7/24と8/5だそうです。
すでに夏バテぎみですが、奮発してうなぎでも頂き活力をつけたいところです。

そうそう、わたくし、学生時代にうなぎ屋さんでバイトをしておりました。
それまで食わず嫌いだったうなぎも、食べてみればあれほど旨い物もない訳で。
親方の目を盗んでは、ごはん+うなぎ(特上)+ごはん+うなぎ(特上)という、なんとも魅力的で暴力的な丼を作り、うなぎの魔力に心奪われるままにむさぼり喰っておりました。
大変申し訳ないことをしたなと反省しつつも、今では到底叶わぬ豪華なまかない飯であったなと懐かしくもあります・・



さて。
新幹線の開通とドラマ人気に沸く石川県から、友人が遊びに来ておりました。

7/7には入籍を果たした彼ら。
共にいらした奥様とは初対面でしたが、非常に明るく気さくな方で、同じ性質同士相性も申し分ないよう感じました。

滞在中の三日間、食べに食べ、呑みに呑みました。
初日のお好み焼きに始まり、二日目の中華街、野毛はしご酒からの都橋初参戦、てんこ盛りラーメン、そして三日目のBBQ。
暴飲暴食ここに極まれり、です。
中年のくたびれた胃腸への影響は計り知れません。まったく、はしたない。


マフィアが一人写りこんでますね。
例の人です。ジョニーデップ風、らしいですよ。





最後に訪れた新豊洲の「THE THIRD PARK」では、4家族+αの大人数で、綺麗な夕焼けをバックにバーベキューを致しました。
水辺とビル群とのコントラストがとても良いロケーション。
仕事帰りに手ぶらでバーベキューが出来てしまう。
面倒な後片付けもナシ。

酒のニガテなゲスト向きの催しを充実させる必要があった気もするけれど、それは次回への課題と致しましょう。お陰様で良い時間を頂けて感謝です。


来年は我々が徒党を組んで石川県を襲撃する予定です。
新鮮な海の幸と、夕日を見ながらの和倉温泉など、今から楽しみであります。

と、
今月の家庭画報に石川県七尾のすし屋「鮨治」さんの記事が掲載されており、大将は今回訪れていた友人の同級生でもあります。

私も何度となく足を運んだ旨い店です。
石川を訪れた際は、わざわざ足を運ぶ価値ありです。ぜしぜし。









7.17.2015

Torico 僕らの夏の夢

突然ですがわたくし、セブンブランドに絶大な信頼を置いております。

冠のついた商品の大半において、そのクオリティに疑いの余地はありません。

中でも、この夏の一押しがございます。

安定感良く取り出しやすいピラミッド型のパッケージを斜め四十五度に開く。
すると現れるつややかな緑。
粒がそろってぷっくりと弾力があり、ほんのり甘さを引き立てる絶妙な塩加減。
たまらない。





冷凍のものとは一線を画する逸品です。
ビールやハイボールのお供にこれ以上もないでしょう。

お弁当などを置く棚にございます。見かけたら迷わずお試しください。



そして。
幸いこの地域では被害は少ないですが、各地で大きな爪痕を残しているようです。
そんな台風と共に梅雨も去ってくれるとありがたいですね。

カラッとした夏の日のビールが待ち遠しいです。勿論、相棒は枝豆で。





「サマウォーズ」久しぶりに観ました。
この声、この曲。これ以上のエンディングテーマってそうそう無いです。
カットした地上波さん。罪は軽くないですよ。

7.14.2015

推敲と推考、しかるのち、遂行    Feel Like Makin' Love

今年は冷夏だと聞いたけれど、どうでしょうこの暑さ。
まったく馬鹿げていますね。

肌を露わに夏らしい装いも良いですが、むしろ涼しげな長袖シャツなどのほうが快適かもしれません。
十五分程度の自転車通勤でも、肌が焦げ付きそうな猛烈な日差しです。
肌はもちろん、髪にも大敵です。どうぞしっかりと対策を。


さて。
近頃お客様に「ブログ覗いているよ」とお声を頂きます。
貴重なお時間を頂き、大変恐縮いたします。
ありがとうございます。

仕事そっちのけの内容で申し訳ないのですが、「継続」する事を念頭に、大切に言葉を選び投稿するよう心掛けております。
あくまで私事ですので、その感覚をお分かり頂けないかと存じますが・・・


ふとした一言が、妙に的を得ることもありますが、同時に思いやりを欠き、誰かの胸をえぐる弾丸ともなりかねません。
瞬間の気持ちをストレートに表現するのも大切だと思います。しかし、SNS等の普及によって、その傾向は一層高まりました。
「その」とは、気軽で軽薄な分、浅はかな言動が招く誤解や不和。
そして、その傾向は実生活にも及ぶ気が致します。


私の敬愛する方々は皆、思慮深く冷静で、素敵な言葉で日常を彩るのがお上手です。
そして、謙虚であることも共通しています。

思慮深さ、それは人間性の深さでもあるような気がいたします。

ですから、願わくばそんな素敵な方々に習い、少しでも深みのある人間を目指したい。
その修練の一つとし、この場をお借りしております。


七割が酒、二割が音楽、一割にも満たない業務内容・・・

の、くせしてなに言ってやがんだ、とお思いでしょう。
ごもっとも。

色々申しましたが、決して小難しいものにしたい訳ではありません。
気軽にいらして、クスッとして頂けると大変ありがたいです。







ディアンジェロさん、初来日なんですってね。意外だなぁ。
サマソニって感じが致しませんが・・ 体感できる方々がうらやましいです。
単独公演などないのかしら?できればそちらに伺いたいなぁ

最近の映像では、随分と豊かになられたようで・・・

ロバータフラックのカヴァー。ファルセットヴォイスがとてもよく合う。素敵な曲です。

7.06.2015

something? or anything? 「チャイルド44」

「一気読み」と言うものを、初めて経験した小説が映画化されました。
休日まで待ちきれず、公開初日のレイトショーで観賞。





スターリン政権下のソビエトが舞台。
国家全体を包み込む相互不信が招く様々な事象、そして幼い少年ばかりを狙う猟奇殺人事件が複雑に絡み合う骨太なサスペンス作品。

「チカチーロ事件」という実際に起きた殺人事件がモデルになっているようです。


上下巻に及ぶボリュームある物語を映画の尺にギュッと集約しているので、深く描写しきれていない部分や、原作を未読の方には理解しにくい場面もありましたが、概ね満足のいく内容でした。
が、ひとつだけ。
主人公レオの妻ライーサ役は、もっと華奢で美しいイメージだったなあ

演じた女優さん(ノオミ・ラパス)は「ドラゴンタトゥーの女」のリズベット(スウェーデン版)のイメージが強すぎてしまって‥リメイク版リズベット(ルーニー・マーラ)ならハマっていたかもしれない。

すばらしい演技力なので、勿論ミスキャストとは言いませんが・・・ちょっぴり違和感を覚えました。


そして大好きなゲイリー・オールドマンも出演。
バットマンシリーズの流れか、警察署長的な役でしたが、むしろ劇中のシリアルキラー役の方が好演というか怪演できたのでは。
リュック・ベッソン作品に観る、一癖も二癖もある変態的で独創的な悪役が彼の持ち味のような気がします。


そして、この昂揚感を皆と共有したくなり、他の方の批評を覗いてみた。
さぞかし賞賛の嵐であろうと思っておりましたが、これまた随分と辛口評価の数々。
おかしいなぁ・・・

時代背景を感じさせるピリピリとした空気感を見事に表現し、当時ロシアで小説作品が販売禁止となるだけのリアリティも感じた。
たまたま私が思う理想的な「チャイルド44」であっただけで、誰にでも当てはまる訳ではないんだけれど・・
このところ観た映画では上位の出来だっただけに、そんな批判を受けしょんぼり残念な気持ちではありますが・・

一見、重く暗いイメージの作品ですが、非常に濃密で中毒性あるストーリーです。
ミステリー・サスペンスが好きな方には存分に楽しめるかと。

原作小説は「チャイルド44」「グラーグ57」「エージェント6」と三部作。
是非、映画でも続編を期待致します。



Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...