暖かいですね。
もう12月が目前だというのに。
北海道のスキー場ですら、雪不足でオープン延期するくらいの暖冬。
今年の冬はさむくなるよー なんて長期予報もありましたが、はたして・・
去る10月、以前の投稿でも触れた新潟で開催のアートイベント「大地の芸術祭」に再訪してまいりました。
あまりのボリュームだった為、取りこぼした作品を中心に回ってみました。
↑酒蔵の一室に可視化された「菌」たち。お酒造りに欠かせないモノからの着想でしょうか。飴細工のように繊細で可愛いオブジェたち。
↑道中、新米おにぎりと一緒に頂いたキノコ汁。
地産キノコたっぷりの濃厚なお出汁が印象深い一品でした。
↓これはすごかった。「家の記憶」
古民家の屋根裏までも張り巡らされた黒い糸。地元の人たちから集められた、不用だけど捨てられないモノ達。そんなモノ達に染み付いた記憶を糸で紡いだ作品。
一泊二日での短いスケジュールでしたので食べ呑みは少なくまじめに観賞に徹しました。
遠路赴いた甲斐ありとても良い作品達と出会えました。
そして世の中の潮流に乗り旅行支援を利用。
雨予報のキャンプを取りやめ、急きょ長野旅。
まずは北陸新幹線で長野駅へ。
線路点検の作業員が一人行方不明と謎のニュースがありましたが、まさにその影響で一時間遅れの出発。その後どうなったのだろう・・
赤い紅葉とお地蔵さんのコントラストに日本の風情を感じます。
↑囲炉裏で頂くおやき。卯の花と野沢菜をオーダー。
卯の花とはおからの事だそうで、冬季の人気具材だとか。ふわふわとしてグラタンみたいなミルキーさもあり美味でした。
信州といえば蕎麦。といえる安定の旨さではあったが、温そばもしっかり一人前&ざるもてんこ盛り、なおかつ天ぷら。旅先の禁忌やっちまいました。
この「そば道楽」なるセットのボリュームにその後苦しめられるとは・・・
善光寺参拝をさらっと済ませ、隣接する長野県立美術館へ。
空が広く美しいコンコース。
現代彫刻家・戸谷成雄さんの展示は圧巻。是非その目で感じていただきたい。
お昼にいただいた蕎麦が重く胃にもたれ、長野から松本へ向かう在来線での一時間半、吐き気との長き戦いを経て虫の息でホテルに到着。
小休止。
いざ地物を食らいに。
しかし未だ回復せず、本来の力を発揮せぬまま不甲斐ない思いをする。
信州を感じるあれこれを小鉢で。名物「山賊焼き」と馬刺しもオーダー。
胃がもたれてるってのに揚げ物を頼んじゃうところがお馬鹿さん。
夜の松本市内を散策する。
湧水と寺社が多く目につく。曜日が悪く、クローズのお店も多かったが路地裏にも魅力的な酒場が豊富にある気配。万全で再戦したいところです。
達磨洋酒堂で仕上げの一杯。スモーキーなアイラのソーダで胃袋を洗浄。
松本はバーとカフェがとても多いのだとか。
翌朝は少し早起きして近くの純喫茶ABEにてモーニングを頂く。
癖つよな店主のオーダーの仕方が耳に残る。
牛乳パンも名物だとか。ご高齢夫婦で営むパン屋さんで試しに購入。
黒くクールな佇まい。混雑により見学はせず。
道中、こういったツタが印象的なお店をよく見かけた。ステキです。
そして松本のメインイベントは松本市美術館。
草間彌生さんの作品が多く展示されている。
草間さんの作品以外にもたくさんの展示があり、満足度の高い美術館でした。
残念ながら館内は撮影できないものが多かったのですが、草間さん代名詞「水玉」をあしらった作品以外のドローイングも素敵でした。
幼少から統合失調症を患い、幻覚や幻聴に抗うための術がアート表現だったという。
その個性的な見た目からポップスター的な扱いを受け戸惑うこともあったのだとか。
近く著書も読んでみようと思う。
と、そんな訳で、この旅から学んだ教訓は「腹八分目に医者いらず」
初日の失態から胃袋を取り戻せないままに幕を下ろす残念な結果でございました。
良い街だったのでまたいつかこの払しょくに。
*年末のご予約が徐々に埋まって参りました。
ご希望の日時がお決まりでしたら、お早めのご連絡頂けるとありがたいです。
お休みのお知らせ
12月
5(月)6(火)
12(月)
19(月)20(火)
12/31~1/5は連休をいただきます。
1月
9(月)
16(月)17(火)
23(月)
30(月)
となります。宜しくお願い致します。
追記
前回、アンチョビの下痢の件でご心配頂いた方がいらっしゃいましが、無事回復しております。
ありがとうございました。
冬のにゃんずはシンクロ率があがりますね。
ほほえましい姿を見せてくれます。