4.09.2015
限りなく黒に近いグレイ
40過ぎのおっさんが二人、なにやら良い雰囲気で酒を酌み交わしている。
そのグラスに注がれるのは、淡いピンク色のロゼワイン。
シャンパンなどに用いる細く華奢なグラスをくゆらす二人。
そして、ぺたぺたきゃっきゃと互いの写真などを撮る。
容姿は共に、ほくそ笑むヒゲメガネ。
恐らくSNSに投稿するであろうその写真をアナタは目撃したとする。
どうだろう。
なんとも男色めいたおぞましい光景が浮かんだ筈である。
うち一人はアダ名をインスタおじさんという。
数々のSNSに精通し、とりわけインスタグラムでその触手を張り巡らせ狡猾にエモノを捕えんとする様から、人はいつしか彼をインスタおじさんと呼ぶようになった。
そして、あろうことかその写真に写るもう一人を、彼氏、と呼ぶ。しかもタグ付きで。
芸人ならぬゲイ人を嬉々として演じているようだが、到底笑えない絵面である。
本当はスキでしょ?こういうのなどと悪びれもせずいう
ちっとも好きじゃない。
私の容姿を思えば恐らく、あらやっぱりそうなのね、とやけに納得をされること請け合いなのである。
それが自分でもわかるが故。
断固
やめていただきたい。
だがきっと願いは聞き届けられることなく、彼のインスタグラムの世界で私は真性ソッチの人と成り果てているのだろう。
そんな訳で。
今宵もどうやら行かねばならないようです。インスタおじさんと共に夜の街へ・・・
参考画像。
注目は右の人物の表情。感情がよく表れています。なにかを悟ったのでしょうか。
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オモシロ~い!
返信削除こんにちは。時々おじゃましています匿名です。
コメントというものを今までしたことがなかったのですが、ブログを拝見するようになって、コメントって気軽に投稿してみても
いいかしら?・・・と思うようになりました。
Shift Hair を気に入って通う客ですが、 かまいませんか?
こんばんは。どうぞどうぞ、こんなゆるい所ですから、気軽に一言いただければ励みにもなります。またいらしてくださいねっ
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